スッポンの飼育と研究

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保護して1週間後にリリースした赤ちゃんスッポンNo.2

2018年9月28日の夕方に住宅地のはずれの田んぼのところの水のなくなった用水路にとても小さい赤ちゃんスッポンが行き場を失ってじっとしていました。この日の早朝の1匹目に続いてこれが2匹目です。そのスッポンを網で掬って家に連れて帰りました。1週間後の10月5日に他の2匹と一緒にリリースしました。

スッポン

小さなスッポンの歩いた跡がついていました。水たまりに小さいスッポンがいました。(2018年9月28日16:14撮影)

スッポン

網を取りに一旦帰宅して戻ってきたら、少し移動していました。(2018年9月28日16:28撮影)

スッポン

向きを変えました。俊敏な動きではありませんでした。網で掬って帰宅しました。(2018年9月28日16:29撮影)

スッポン

百均で買ってきた金魚鉢に入れました。腹甲が赤いです。黒い模様が入っています。(2018年9月28日17:25撮影)

スッポン

顔に蛭がくっついていて、血を吸って赤くなっています。(2018年9月28日17:26撮影)

スッポン

甲羅の形は後方が幅広い楕円形です。(2018年9月28日17:57撮影)(2018年10月4日15:57撮影)

スッポン

No.1のスッポン(右側)と一緒に水槽に入れてみました。(2018年9月29日15:01撮影)

スッポン

連れてきてから5日目になりました。(2018年10月3日12:55撮影)

スッポン

首のところに皮膚病のような点があるので、綿棒の綿にイソジンを染み込ませて載せてみました。(2018年10月4日10:06撮影)

スッポン

右端がこのNo.2のスッポンで、中央がNo.1、左端がNo.3。(2018年10月5日16:43撮影)

スッポン

リリースする用水路のところまできました。左から時計回りにNo.2, No.1, No.3(2018年10月5日16:56撮影)

スッポン

この下の用水路にリリースします。(2018年10月5日16:58撮影)

スッポン

リリースしたNo.2。写真の中央付近に写っています。とても小さいことがわかります。このあと無事に生きていけたかどうかはわかりません。ここには大きなナマズやライギョがいたので、最悪の場合、餌食になった可能性もあります。赤ちゃんスッポンのリリース場所は大きな魚がいないような小さい川が良いのかも知れません。2020年12月18日現在、今さら取り返しはつきませんが。(2018年10月5日17:13撮影)

夕方、川にリリースした2匹の幼いスッポンの行動を10分間追いました。大きい方の子スッポンNo.1はしばらくうろうろした後、川下の方に泳いでいきました。小さい方のスッポンNo.2はうろうろして潜る場所を探しているようです。この動画撮影の後、小さい方のスッポンNo.2は砂に潜りました。(2018年10月5日17:13撮影)(2018年10月6日公開)

小さい方のスッポンNo.2は川の中の砂に潜ってから顔を出しました。(2018年10月5日17:14撮影)(2018年10月6日公開)

小さい赤ちゃんスッポンのリリース場所の選択について

このスッポンは生まれてまだあまり日数が経っていない(長くて数週間ぐらい?)の赤ちゃんスッポンでした。こんな小さい子ガメを大きい魚がいる場所にリリースするのは、その時はそう思わなかったのですが、とても残酷に思えます。ただ、その用水路の全容を調査していたわけではないので、当時は仕方なかったと思います。そのスッポンは今でも元気で生きている可能性もありますし。2020年12月18日現在、今ならリリースせずに、最低でも甲長10cmぐらいまで大きくなってから安全な場所にリリースする方法を選択します。

ちなみにこの辺りの用水路にいる子ガメの天敵になるものを挙げると、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ササゴイ、カラス、大きいスッポン、ナマズ、ライギョ、獣類です。この辺りは釣り人や漁をする人はいません。水が汚い用水路だからだと思われます。捕獲しても食べる気にはならないのかもしれません。



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