↑上のアイキャッチ画像は2019年に捕獲した2匹目の赤ちゃんスッポン「チビチビ」です。2018年から飼育しているスッポンとしては通算4匹目になります。(2019年9月3日13:27撮影)
この「チビチビ」は2019年9月3日、増水している用水路の土手が崩れて私が足から膝あたりまで落ちた時に目の前に泳いで現れた赤ちゃんスッポンです。何とか土手に上がって、落ち着いて網で掬いましたが、逃げようとはしませんでした。へその緒がついていたことと、私を恐れなかったことから、もしかしたら生まれたばかりで最初に出会った動くものが私だったのではないかと思うほどでした。大きな魚(コイ、ナマズ、ライギョ)や大きなスッポンやアオサギ、コサギがこのあたりにいるのがわかっていたので、このままではすぐに餌食になってしまうと思い、連れて帰ることにしました。リリースしても生きていける大きさまで育ててからリリースする計画です。
Contents
2019年2匹目の赤ちゃんスッポンが現れる場所(2019年9月3日)
近所の住宅地の側溝に2019年になってから2匹目の赤ちゃんスッポンがいた場所。(2019年9月3日13:08撮影)
2019年2匹目の赤ちゃんスッポンを捕獲(2019年9月3日)
赤ちゃんスッポンを網で掬いました。2019年に捕獲した2匹目の赤ちゃんスッポンで、飼育通算4匹目になります。(2019年9月3日13:27撮影)
上の写真を部分的に拡大。(2019年9月3日13:27撮影)
赤ちゃんスッポンを手のひらの上に載せてみた(2019年9月3日)
手のひらに載せてみました。小さいことがわかります。(2019年9月3日14:25撮影)
赤ちゃんスッポンのへその緒(2019年9月3日)
2019年2匹目の赤ちゃんスッポンのお腹は2019年1匹目より赤いです。このスッポンにも2019年1匹目同様へその緒があるので、捕獲時点で最長1週間以内に生まれたと思われます。(2019年9月3日14:26撮影)
甲羅の色合い(2019年9月3日)
黒い背景ではスッポンの甲羅が明るく映ります。(2019年9月3日14:31撮影)
赤ちゃんスッポンの甲長(2019年9月3日)
2019年9月3日現在の甲長は2.7cmです。元々の卵の大きさにもよりますが、この赤ちゃんスッポンはまだまだ生まれてそんなに日にちが経っていないといえるレベルのサイズです。(2019年9月3日14:34撮影)
甲長は私の指2本分もないようです。(2019年9月3日14:35撮影)
エサにもなるメダカやオイカワとの混泳(2019年9月3日)
水槽No.1に入れました。今は底に下りているところです。(2019年9月3日16:34撮影)
海の砂を入れた金魚鉢の中の飼育通算3匹目と4匹目の赤ちゃんスッポン(2019年9月3日)
夜は金魚鉢の中で砂に潜らせるようにしています。飼育通算3匹目(左側)と4匹目(当該スッポン、右側)を一緒にしています。今のところ仲良くしています。(2019年9月3日18:44撮影)
これら2匹は色合いは少し違います。大きさも違うので、この2匹が同じ親スッポンの卵から生まれたという可能性は低そうです。(2019年9月3日19:55撮影)
連れて帰ってきてから22日目の飼育通算4匹目の赤ちゃんスッポン(2019年9月25日)
用水路で保護してから22日目の2匹目の赤ちゃんスッポンを手のひらに載せて上から撮影。(2019年9月25日6:20撮影)
保護してから22日目の飼育4匹目の赤ちゃんスッポンが手のひらに載っているところ。正面から撮影しました。(2019年9月25日6:54撮影)
結果と考察
「チビチビ」は2019年11月14日現在、甲長3.8cmになりました。順調に成長しています。この赤ちゃんスッポンも通算3匹目同様、捕獲時にまだへその緒がありました。甲羅の形もよく似ています。ただ、捕獲した日が約2週間遅いので同じ親から産み落とされた卵から出てきたかどうかは可能性としては低いと思われます。でも、姿、形はよく似ているので同じ種類のスッポンであることは確かなようです。というのも、昨年から飼っている通算1匹目と2匹目は見た目では明らかに系統が違うのがわかるからです。オスとメスの違いであるということも排除できませんが、それが原因ではないような気がしています。成長したらオスとメスの判別はつくと考えられるので、いずれわかる日が来るでしょう。