用水路で保護して飼育している通算3匹目の赤ちゃんスッポン

↑上のアイキャッチ画像は2019年8月21日に捕獲した2019年からの飼育を始める分では最初の赤ちゃんスッポンです。2018年からの通算では3匹目の飼育スッポンになります。(11:42撮影)

2019年8月21日11:40頃に用水路で捕獲した、今年1匹目になる赤ちゃんスッポンの記録です。住宅地の側溝で、コンクリートの壁沿いに泳いでいて、壁にくっついて止まったところで持っていた網で掬って捕獲しました。赤ちゃんスッポンは昨年、今年と何度か見かけましたが、通常は私に気付くとすぐに下に潜って隠れてしまうのですが、この赤ちゃんスッポンは掬うまでの過程で逃げませんでした。網に入った小さな赤ちゃんスッポンはまだへその緒があったので、生まれてからそう経っていないことがわかりました(1週間以内)。このあたりには水の多い今の季節は大きなライギョや、大きなコイや、大きなスッポンがいるし、アオサギやコサギも餌を探しにやってくるので、少し大きくなってから安全な場所にリリースすることにして、家に連れて帰りました。

以下に大まかな経過と考察を示します。

飼育することにした通算3匹目の赤ちゃんスッポン(2019年8月21日)

赤ちゃんスッポン
網で捕獲した2019年最初の赤ちゃんスッポン。(2019年8月21日11:42撮影)

赤ちゃんスッポン
切り取って拡大した写真。(2019年8月21日11:42撮影)

赤ちゃんスッポン
上の写真をさらに拡大。(2019年8月21日11:42撮影)

赤ちゃんスッポンがへばりついていた用水路の壁(2019年8月21日)

赤ちゃんスッポン
赤ちゃんスッポンがいた用水路の壁。壁の土が剥がれているので、網で掬った時に剥がれたのがわかります。(2019年8月21日11:43撮影)

10円玉より少し大きい赤ちゃんスッポン(2019年8月21日)

赤ちゃんスッポン
この赤ちゃんスッポンの甲羅は十円硬貨(直径23.5mm)より少し大きいくらいです。(2019年8月21日11:53撮影)

500円玉より少し小さい赤ちゃんスッポン(2019年8月21日)

赤ちゃんスッポン
この赤ちゃんスッポンの甲羅は五百円硬(直径26.5mm)より少し小さいです。(2019年8月21日11:53撮影)

砂の中の赤ちゃんスッポン(2019年8月21日)

赤ちゃんスッポン
百均のダイソーで買ってきた米びつ(400円でした)に海の砂を入れて、そこに赤ちゃんスッポンを入れました。潜って顔だけ出したところ。(2019年8月21日12:04撮影)

手のひらの上に載せた赤ちゃんスッポン(2019年8月21日)

赤ちゃんスッポン
手のひらに載せたところを撮影。甲羅はツヤツヤです。(2019年8月21日12:14撮影)

甲長2.8cmの赤ちゃんスッポン(2019年8月21日)

赤ちゃんスッポン
この赤ちゃんスッポンの現在の甲長は2.8cm(28mm)です。(2019年8月21日12:21撮影)

へその緒がまだある赤ちゃんスッポン(2019年8月21日)

赤ちゃんスッポン
この赤ちゃんスッポンの腹甲にはへその緒がまだありました。赤ちゃんスッポンのお腹は一般に赤色をしていますが、この赤ちゃんスッポンはちょっと薄くオレンジ色をしています。へその緒があるので生まれて間もないにもかかわらず、あまり赤くないタイプのスッポンもいるようです。へその緒は多くの場合1週間前後で消えるようです。(2019年8月21日12:24撮影)

甲羅の形(2019年8月21日)

赤ちゃんスッポン
この赤ちゃんスッポンの甲羅は丸い形をしています。(2019年8月21日13:32撮影)

赤ちゃんスッポンの瞳(2019年8月21日)

赤ちゃんスッポン
まん丸お目々です。(2019年8月21日15:41撮影)

金魚鉢に入れた赤ちゃんスッポン(2019年8月21日)

赤ちゃんスッポン
夕方に金魚鉢の中に移して撮影しました。まだ来たばかりで落ち着かないようです。きっと不安なことでしょう。(2019年8月21日17:13撮影)

とても人懐こかった今年最初の赤ちゃんスッポン(2019年9月3日現在)

赤ちゃんスッポン
1匹目の赤ちゃんスッポンはとても人懐こいスッポンでした。この写真の表情もとてもかわいいです。でも、まさか10月中旬に病死してしまうとは・・・。たった日齢53日でした。悲しいのでその頃の写真は紹介していません。(2019年9月3日15:10撮影)

結果と考察

2018年に赤ちゃんスッポンを用水路で保護したのは9月28日と11月5日でした。いずれも用水路(側溝)から水がなくなった時期です。2019年は1ヶ月以上も早い8月21日に1匹目を捕獲しました。この違いは堰き止められていた用水路が解放されて水がなくなった時期(2018年9月28日と11月5日)と、まだ水田に水を引いていて水位が高くなっている時期(2019年8月21日)の違いです。2019年はまだ水田に水を引いていて、用水路の水位が高い時期に網で捕獲しました。捕獲の動機はスッポンや魚にとってとても良いとは言えない環境だったことが大きいです。






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