↑上のアイキャッチ画像は2019年10月17日に捕獲した2019年になってから4匹目で、飼育通算6匹目の赤ちゃんスッポンです。(2019年10月17日17:22撮影)
夕方にウォーキングから帰る途中に水のなくなりかけた用水路の橋の下に下りた時、そこの水溜りで何かが動きました。姿は見えなかったのですが、その敏捷な動きから赤ちゃんスッポンに違いないと思いました。思い切って水溜りを3回ほど両手で掬ったら手の中に1匹の赤ちゃんスッポンが入っていました。しかし、恐怖を感じて左手の薬指の付け根に噛み付いて2分間ぶら下がっていました。最後は力尽きて持参していたポリ袋の中に落ちました。そのまま家に連れて帰りました。昨日、全く同じ場所で同じくらいの大きさの赤ちゃんスッポンを保護したばかりだったのに、2日連続で赤ちゃんスッポンが現れました。こんなこともあるのですね。普通は側溝に下りたりしないのに、この日はなぜか下りたのです。まるで赤ちゃんスッポンが「自分も連れて行ってくれ」と私を呼び込んだかのような、偶然にしては出来過ぎの出会いでした。
いきなり噛み付いた2019年捕獲4匹目の赤ちゃんスッポン(2019年10月17日)
側溝で捕まえた赤ちゃんスッポン。左手で包もうとしたらいきなり薬指の付け根に噛みついて2分間もぶら下がっていました。2019年に捕獲した4匹目の赤ちゃんスッポンです。連れて帰って飼うので、飼育通算6匹目になります。(2019年10月17日17:22撮影)
お腹は赤く、へその緒は消えていました。昨日の赤ちゃんスッポンと色といい、大きさといい、形といい、そっくりです。凶暴性は今日の1匹の方があります。(2019年10月17日17:49撮影)
甲羅は昨日の1匹と同様にハート形です。(2019年10月17日17:53撮影)
このスッポンも2019年の1匹目、2匹目、3匹目(すなわち、飼育通算3匹目、4匹目、5匹目)と同様に甲羅は正円に近い丸さです。(2019年10月17日17:55撮影)
結果と考察
10月17日といえば、もうスッポンは冬眠に入っていてもおかしくない時期ですが、2日連続で同じ場所で同じくらいの大きさの赤ちゃんスッポンを捕獲しました。こんな偶然もあるものです。たぶん、親スッポンがこの辺りの土手のどこかに卵をたくさん産んで、そこから9月下旬〜10月上旬頃に孵化して側溝に入って生きていたのだと思われます。逆算すると産卵は8月上旬頃ではないかと思われます。そうであれば月齢1ヶ月ぐらいだと思われます。昨日10月16日の2019年3匹目(飼育通算5匹目)と今日10月17日の2019年4匹目(飼育通算6匹目)は同じ親から生まれた兄弟の可能性が高いと思われます。そうでないと、こんな偶然はないと思います。
している2019年になって保護した4匹目の赤ちゃんスッポンは昨日10月16日の昼前に3匹目の赤ちゃんスッポンがいたところと同じ場所にいました。また、甲羅の大きさや形、模様も昨日の赤ちゃんスッポンとそっくりです。これらのことから、この2019年の通算4匹目の赤ちゃんスッポンと昨日10月16日の昼前にいた3匹目の赤ちゃんスッポンは、共通の母親スッポンであったと考えられます。その母親スッポンから産み落とされた卵がこのあたりの土手のどこかにあって、孵化してそこから出てきてこの側溝に入って今日まで暮らしてきたということだとい思います。まだこの辺りに他の兄弟の赤ちゃんスッポンがいる可能性が高いですが、この冬をこの汚くて餌もない側溝で越すのはちょっと無理ではないかと思われます。